年齢別賃金の推移
厚生労働省の令和元年賃金構造基本統計調査の概況によれば、
男女別に賃金カーブをみると、男性では、年齢階級が高くなるとともに賃金も上昇し、50~54 歳で 423.7 千円(20~24 歳の賃金を 100 とすると 198.5)と賃金がピークとなり、その後下 降している。女性も 50~54 歳の 275.8 千円(同 132.5)がピークとなっているが、男性に比べ、 賃金カーブは緩やかとなっている。

60歳になると、男41.66万円→30.55万円と11.11万円、26.6%の減収となっている。それ以降、歳を重ねるに従って、賃金は、なだらに下がっている。65歳以上になっても、20代と変わらないというが驚きだ。
女は、男と比べて、賃金の減少は、なだらとなっていて、65歳以上でも大きな差がでていない。
将来の賃金の見込みを立てる上では、年齢格差一覧表を作成した。50歳〜54歳を100を基準しました。男は、65歳になると、約6割程度に賃金になります。
年暦別の格差

キャッシュフロー表での活用
キャッシュフロー表などで、将来の給与見込みは、上表を使ってみましゅう。
たとえば、50歳〜54歳で30万円の給与所得は、
55歳〜59歳 30万円✖️98➗100=29.4万円
60歳〜64歳 30万円✖️72➗100=21.6万円
65歳〜69歳 30万円✖️62➗100=18.6万円
と減少していきます。給与所得は、将来減収することを忘れないでいよう。