任意保険の更新の時期です。某自動車保険会社より更新の手続き依頼が届きました。この機会に、昨年(2022年)の軽自動車の維持費を計算してみました。
まずは、任意保険の更新は、以下のようになっています。
任意保険の更新の内容
項目 | 契約 |
年齢条件 | 30歳以上補償 |
運転者限定 | 本人に限定する |
対人賠償(1名につき) | 無制限 |
対物賠償(1事故につき) | 無制限 対物超過修理費用保険金 |
人身傷害(1名につき) | 車内+社外補償型 5,000万円 相手自動車が無保険の場合は無制限 |
搭乗者傷害(1名につき) | 傷害一時金 入退院4日以内 1万円 5日以内 10万円 死亡・後遺障害保険金 3,000万円 |
無保険車傷害 | 人身傷害で補償する |
車両保険 | 付帯なし |
車内身の回り品 | 付帯なし |
オプション | 弁護士特約(自動車+日常事故) 個人賠償特約 1事故につき 3億円 |
その他の特約 | 保険契約の継続に関する特約 |
割引 | 無事故割引 ゴールド免許割引 継続割引 |
インターネット割 | 32,180円 |
割引なし | 34,680円 |
<補足>
対物超過修理費用保険金
修理費が時価額を超えた場合その差額を補償する
人身傷害
乗車中の人の交通事故によるケガ、死亡、後遺症を補償する。社外は、契約者、家族が他人の車、歩行中の交通事故に対して補償する。
搭乗者傷害
人身傷害への上乗せ
弁護士特約
相手方に損害賠償を行う場合の弁護士報酬等を支払う。日常事故、自動車事故以外の事故を補償する。弁護士報酬300万円まで、法律相談10万円まで
個人賠償特約
家族等が他人にケガをさせた、他人のものを壊してしまったとき補償。示談交渉もする。
どこまで補償をするかは、人それぞれの考え方です。医療保険と違い、一歩間違って、事故を起せば、億単位の費用が必要となる場合があります。自動車の任意保険は、蓄えで対応できるレベルではありません。
今年は、「32,180円」で更新しました。昨年は、35,960円でしたが、一部契約を変えているため、比較できません。
軽自動車の維持費考察
2022年の軽自動車の維持費をまとめると、
項目 | 金額 | 備考 |
本体 | 71,428円 | 100万円➗14年 |
車検代 | 101,442円 | 点検整備代61,512円 重量税6,600円 自賠責保険19,730円 印紙代1,500円 車検代行12,100円 |
ガソリン代 | 70,260円 | 年間走行距離4,587km |
任意保険料 | 35,960円 | |
税金 | 12,900円 | 新規登録後13年超の車両 |
合計 | 291,990円 |
2022年の軽自動車の維持費は、29万円ほど必要でした。本体は、100万円(だっと思います)で、減価償却してみました。車検は、ディーラー車検のため、高くなっています。税金は、14年経っているため、高くなっています。日常使い程度では、5,000kmをこえることないありません。
リタイアの車どうする
年間29万円と車検なし年19万円を平準化して、24万円がざっくりとした軽自動車の維持費となります。月あたりの平均で24万円➗12ヶ月=2万円の維持費が発生しています。一人暮らしの年金受給者の生活費は、13万円程度です。2万円の負担は、正直大きいですね。また、高価な自動車を購入したり、遠出をしたりして、走行距離が伸びている場合には、さらに維持費は、膨らみます。リタイア後の車の所有は、よく考えた方がよいかと思います。
まとめ
車を持つと、思った以上にお金がかかることがわかります。リタイア後は、生活圏へのアクセスに自家用車を使わなくてもよい終の住処を考えること必要かもしれません。また、もうひとつのリスクとして、いつまでの、車に乗れるとはかぎりません。ヘタをすると、予想外の運転免許証の強制返納があるかもしれませんよ。