10月からインボイス制度の開始に伴い、電気料金が値上がりするようだ。
理由は、一般家庭の太陽光発電された電気を買い取るとき発生する消費税の控除するためには、一般家庭が課税事業者となり、インボイスを発行する必要がある。しかし、一般家庭は、発電収入が1000万円以下のため、免税事業者となり、インボイスが発行されない。
電力会社は、仕入額控除ができないため、電力会社の税負担が増えます。電力会社は、増えた税金分を、電力料金に転嫁して、消費者に負担させるということです。
仕入税額控除の考え方


仕入税額控除ありの場合は、課税事業者の収める消費税は、300円であるが、仕入税額控除なしの場合は、消費税は、500円となる。電力会社は、仕入控除されない200円分を電力料金に上乗せするわけだ。
「風が吹けば、桶屋が儲かる」ではありませんが、インボイスが始まれば、電気料金が上がるというわけです。だれが、一番損をしているでしょうか。国は、仕入額控除しない分、税収が増えるというわけです。こんな制度必要なのでしょうかね。
世の中、企業・国は、肥太り、国民は、痩せ細る。いつの時代も変わらないです。