博報堂新しい大人文化研究所によると、50代男性のセカンドライフ(定年後、60歳以降の生活)に焦点をあてた調査を実施結果は、
セカンドライフ(定年後、60歳以降の生活)に対する「期待指数」平均は62.3ポイント。“自分の定年後(または60歳以降)の人生を、どの程度楽しみにしているのか”を、最大限に楽しみにしている場合を100として回答してもらった。
将来や老後に対する「不安指数」平均は57.2ポイント。“自分の定年後(または60歳以降)の人生に対して、どの程度不安を感じているか”を、最大限に不安を感じている場合を100として回答してもらった。
セカンドライフに向けた「準備指数」平均は31.2ポイント。“定年後(または60歳以降)の仕事や暮らしに向けて、現時点でどの程度準備を進めているのか”を準備万端整っている状態を100として回答してもらった。
(博報堂新しい大人文化研究所)
となった。
定年後の生活
この結果から、50代男性の定年後への期待をしているのが6割である。半分以上の人が、仕事からの開放を期待しているのだろうか。
残り4割は、定年どころではないのかもしれない。
定年後の生活=毎日が日曜であったのは、過去のことだ。
今の50代は、定年ないものだ。
60歳で、定年その後、年金が支給されるまでは、働くことが決まっている。
一生働き続けるという諦めの気持ちだ。
やりたいことがある人が、6割で、特にやりたいことがあるわけでもない人が4割という結果だろうか。
不安は一杯
老後に関する不安は、5割を越える。すぐに頭に浮かぶのは、お金、介護、孤独だろうか。
定年後の不安を煽る情報は、山ほどある。
ネットの発達で、情報が簡単に入手できるようになったおかげで、便利になったが、ネガティブな情報も自然と入ってくるため、余計な心配事を背負い込むこととなった。
将来のことは、本当はだれもわからない。
80歳時の生活費を心配するが、80歳まで生きるのは、6割程度である。
10人のうち、4人が亡くなっているのだ。
定年後の準備
不安に6割の人が思っているが、定年後の準備をしている人がその半分程度である。
不安に思っていない4割の人は、老後の準備をしているから不安に思っていないのだ。
不安なのは、原因がはっきりしていないからだ。
お金が不安だというが、自分の手元資産はいくらあるのか知っているのか。
1ヶ月の生活費はいくらですか。
年金は、いくらもらえますか。
知らない人が多すぎのです。
年金+資産<生活費となれば、必然として、60歳以降も働き続けることになるのです。
ならば、60歳以降働く覚悟をして、今できる60歳以降働く準備を始めればいいのです。
その結果、不安がなくなるのです。
準備をすれば、不安がなくなり、定年後の期待が膨らむというわけではないのですが、定年後の備えは、50代からスタートしませんか。
まとめ
定年後という言葉が、後何年たつと、死語になるのだろうか。
一生働き続ける社会には、定年後の心配は、存在しないのである。
生涯現役の社会が、幸せな社会だろうか。