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退職手続きとリアルに困ったこと

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老後生活に入る前には、多くの方が、退職をします。その先には、退職手続きが待っています。退職前になると、担当者より書類が届き、あたふたと処理をしていくことが多いでしょう。

会社には、退職手続きマニュアルが配布されて、粛々と行えば良いのですが、マニュアル通りとならない場合もあります。

退職手続き

誓約書のサインをする

秘密保持誓約書にサインをさせられます。秘密保持誓約書とは、業務上の情報の持ち出しや不正な利用を防ぐために、企業が従業員から取得する誓約書のことです。サインをしないとう選択肢もあるようですが、実際に聞いたことはありません。

会社の支給物の返却する

会社から支給されているものを、退職までに返却します。たとえば、身分照明証、社章、PC、制服などです。退職のスケジュールに合わせて、いつ返却するかを考えておいた方がよいですね。身分証を先に返却してしまい、ロッカールームへ入れないという笑えない話もあります。

退職金受け取り処理をする

退職金の受け取り方法、払い込み口座などを決めます。特に、年金方式で受け取れる場合には、受け取り開始、受け取り期間を申告する必要があります。退職金を年金方式で受け取る場合の確定申告をお忘れなく。また、振り込まれる日時を確認と窓口を必ず確認しておいてください。

困ったこと
退職後にすぐに、退職金が払い込まれませんでした。マニュアルでは、いつ振り込まれるかまでは、記載されておらず、心配でした。退職時に払い込みスケジュールを確認しなかったミスです。

財形解約する

財形貯蓄年金に加入している場合は、受け取り手続きします。受け取り開始日、受け取り期間を決めます。

困ったこと
一般財形貯蓄が支払われない。理由は、会社が解約書類を渡し忘れていた。3ヶ月後に、会社から送られてきました。

確定拠出年金受け取り処理をする

確定拠出年金の受け取りは、会社が手続きをしてくれません。自分で、運営会社から届いた資料に従って、手続きをします。一般的には、10年間の据え置き期間がありますので、70歳までに手続きをする必要があります。据え置きの間は、口座の維持費がかかります。

受け取り方法も、年金方式と一時金方式があります。70歳までに手続きをしないと、一時金となります。

困ったこと
退職したとき、株価が暴落していて、手続きを先送りせざるを得ませんでした。いつ手続きをすべきか迷っています。

年金を申請するまたは、切り替えをする

受給開始年齢になる誕生日の3 ヵ月前に日本年金機構から「年金請求書」とリーフレット(「年金を請求される皆様へ」)が送られてきますので、記入して誕生日になってから必要書類を添付し提出します。

年金は、65歳から支給となっていますが、その前でも、後でももらうことができます。前にもらうことを繰り上げ支給といい、後でもらうことを繰り下げ支給といいます。どちらを選択するかは、まさに、各自のライフプラニングによります。

退職するときは、年金手帳を必ず受け取っておきましょう。

20歳から60歳までの国民は、国民年金の被保険者になります。在職中は自動的に天引きされていましたが、失業期間中は国民年金へ加入して支払っていく必要があります。

保険の申請をする

雇用保険

雇用保険を受け取るためには、離職票、雇用保険被保険者証が必要となります。退職時に会社から必ず受け取ってください。あとは、ハローワークに行くだけです。

困ったこと
職票は、退職後10日ぐらいで届くと言うことでした。実際に届いたのは、2週間後でした。

社会保険

今まで入っていた健康保険の任意継続か、国民健康保険に加入するかの手続きが必要となります。どちらも、納期が決まっていますので、早めに決断してください。会社からは、健康保険被保険者資格喪失確認通知をもらってください。手持ちの健康保険証は、返却することになるのでお忘れなく。

医療保険・自動車保険

会社を窓口にした医療保険と自動車保険等は、解約する手続きが必要となります。そのまま継続して入れる場合も、銀行振替の手続きが必要となります。

会社から退職した機会に、安い保険会社に切り替えることを検討しましよう。私は、自動車の任意保険が、半額になりました。

医療保険は、告知が必要になりますので、そのまま継続して加入してもいいかもしれません。死亡保険などは、保証金額を減らすことを考えましょう。

お金で困ったこと

住民税

退職の翌年の住民税の負担が大きい。住民税は、前の年の所得に対してかかる税金のため、退職後、収入減となっても、安くならない。所得税とは、異なる。

確定申告

退職後には、年末調整が受けてないため、自ら確定申告をしなければならない。会社員時代には、経験ないことだから、早めに準備をしておいたほうがよい。退職時受け取る源泉徴収票、1月、2月に届く社会保険などの証明書などは、なくさないようにしておきましょう。ポイントは、わからないことは、聞くのが一番です。確定申告相談場に足を運びましょう。

まとめ

会社を退職したあと、会社との接点がなくなるが、疑問に思ったことは、躊躇なく問い合わせて方がよい。私は、退職すること自体が、ストレスなのに、手続きが進まず、さらにストレスとなりました。特にお金が関わることが多いので、遠慮せず、担当者に問い合わせましよう。

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