大和ネクスト銀行の「働くシニアの仕事と生活に関する実態調査2017」(全国のシニア(60~79歳)の男女1000人を対象にインターネット経由)の集計結果によれば、
- 働くシニアの1日平均の労働時間は「8時間」が33.8%と最も多く、全体での平均時間は6.3時間であった。
- 1週間での勤務日数について尋ねた結果、「5日」と答えたものが49.5%と最多であった。全体の平均勤務日数は4.3日となっている。
- 1カ月の平均収入(手取額)を尋ねたところ、「5~10万円」23.8%、「10~15万円」15.2%、「15~20万円」14.2%、「20~30万円」13.7%と続き、全体での平均収入は22.1万円となっている。
となっていた。
死ぬまでフルタイム
1日8時間、週4.3日とは、ほとんど、フルタイムと変わらない勤務で、1ヶ月の収入は、現役時の半分となっている。
しかし、このアンケートでは、現在の生活に満足している人は、6割を越えている。
10万円以下がもっとも多いことから、自分の希望する収入を得るのは、難しいという現実もある。
働き続けることが老後の兆し
厚生労働省が毎年発表している、モデル世帯における夫婦二人の年金額の平成29年度の金額は1カ月当たり約22万円となっている。
働くシニアの平均収入22.1万円だとすると、働き続けることで、生活費をまかなうことが可能である。
もちろん、この結果は、平均値である、すべての人に当てはまるわけではないが、老後の一番の不安であるお金は、働き続けることで、解消できる兆しがみえるのです。
働くことができれば、贅沢をしなければ、食べていけるということが、わかっただけ、安心するのではないでしょうか。
働ける条件
60歳過ぎても、働ける条件とは、
- 元気である
- 仕事の知識がある
- 他人と話ができる
元気である
健康が大切です。毎日8時間、週5日働けるだけの体力を身につけることが大切です。
それには、運動の習慣としっかりとした食生活を、今から身につけましょう。
仕事の知識がある
プログラムミングの知識があれば、それを活かした仕事につける可能性が高まります。
財務知識があれば、その知識は、中小企業がほしがります。
つまり、現役時代に身につけた知識を武器にして、働くことを考えるのです。
もし、今、仕事の知識がないというのであれば、今やっている仕事を深掘ってみませんか。
きっと、将来に役立ちます。
他人と話ができる
仕事は、一人ではできません。
仲間と一緒に、行うものです。
それには、意思の疎通ができないことには、どうにもなりません。コミュニケーション能力がとても大切になるのです。
まとめ
60歳がゴールの時代は、終わりをむかえています。
60歳以降の働き方を、自分なりの考えましょう。60歳になってからでは遅すぎるのです。