築20年の自宅には、太陽光発電装置を取り付けた。当時は、「環境にいい」からなどと、バカなことを考えたものです。発電量の多い春から夏の間は、売電🟰購入、秋から冬は、売電<購入で赤字でした。
2003年9月11日から電力会社による買取が開始されました。当時は、FIT制度はなかったようです。電力会社独自で、24円/KWで買取単価だったようです。
その後、FIT制度が、2009年11月1日開始、買取単価が、48円(10年間)となったようです。(当時は、全く知りませんでした)2022年は、17円(10年)です。買取単価は、年々下がっているようです。
我が家は、もう、FITを終了し、FIT終了後、7.5円/KWという買取単価です。
2022年のFIT終了後買取状況
2022年の買取金額をまとめてみると、下表となります。FITありの場合と比較すると、買取金額は、10分の1になっています。1年間では、たった、1.5万円にしかなりません。太陽光発は、コストにみあうのでしょうか。
発電量(KW) | 買取金額 | 買取金額 FITあり | |
1月 | 147 | 1,103 | 7,056 |
2月 | 151 | 1,133 | 7,248 |
3月 | 181 | 1,358 | 8,688 |
4月 | 187 | 1,403 | 8,976 |
5月 | 188 | 1,410 | 9,024 |
6月 | 202 | 1,515 | 9,696 |
7月 | 202 | 1,515 | 9,696 |
8月 | 155 | 1,163 | 7,440 |
9月 | 164 | 1,230 | 7,872 |
10月 | 151 | 1,133 | 7,152 |
11月 | 149 | 1,118 | 7,152 |
12月 | 143 | 1,073 | 6,864 |
計 | 2020 | 15,150 | 96,960 |
太陽光発電はペイするのか
太陽光発電のコストを比較する。年間の発電量を2020年並みとして、過去の太陽光発電による買取金額は、130万円となります。
発電量(1年間) | 期間 | 単価 | 買取金額 | |
FIT前 | 2020KW | 6年 | 28円 | 339,360円 |
FIT | 2020KW | 10年 | 48円 | 969,600円 |
FIT後 | 2020KW | 3年 | 7.5円 | 45,450円 |
合計 | 1,305,930円 |
20年前になりますが、太陽光発電の費用は、154万円となります。
太陽光モジュール | 1,224,000円 |
パワコン | 220,000円 |
取り付け基準 | 93,000円 |
合計 | 1,537,000円 |
太陽光発電のコストは、130万円-154万円=▲24万円の赤字となりました。
今後の太陽光発電設備
太陽光発電の運用方法には、全量売電、余剰売電、自家消費があります。我が家は、余剰売電です。買取単価が下がり、コロナで電気料金が高騰している流れの中では、余剰売電では、赤字です。今後は、自家消費の方向となってきています。
我が家の20年前に取り付けた装置で、自家消費するには、100万円以上の蓄電装置の投資が必要となります。簡単には、できることではなりません。したがって、現状のまま、太陽光発動装置を使い続け、年1万5千円の収入と、日中太陽光で発電した電気を使うことぐらいしかできません。
まとめ
我が家の太陽光発電装置は、黒字にはなりませんでした。いまさらですが、やめればよかった!ということです。導入前に、よく検討してください。