救急医療を担う三重県松坂市内の3基幹病院は、救急搬送された患者のうち、入院に至らなかった軽症患者から保険適用外の「選定療養費」として1人(件)につき7,700円(税込み)を6月1日から徴収する。
朝日新聞より
救急車の出動数が、増えたことによる対策のようだ。本来、必要な患者が、利用できなくならないようにということだが、必要な患者が、利用を躊躇することはないだろうか。そもそも、患者が、この症状は、入院が必要であると、判断できるだろうか。はなはな疑問である。
結局、海外は、救急車が、有料だから、日本も、金が取れるところから取ってやろうという役所の考えだろうか。これから増えていくのだろうか。
救急車の有料化について、考え方を変えると、お金に余裕のある人にとっては、救急車をたった7700円で乗り放題となるわけだ。海外の例からすると、格安かもしれない。とても、便利な乗り物になりうるかもしれない。
・ニューヨーク(アメリカ)――50,000円
・バンクーバー(カナダ)――60,000円
・ロンドン(イギリス)――0円
・ミュンヘン(ドイツ)――67,000円
・ローマ(イタリア)――0円
・ゴールドコースト(オーストラリア)――90,000円
結論として、いまのまま、軽傷でも、救急車を呼びつづけたら、救急車は、間違いなく有料化されるでしょう。我々、利用する側も、よく考えてから利用しましょう。
最後に、救急車が必要かどうか、迷ったら、救急安心センター事業というものがあるようです。一部の地域しか対応していないのが残念です。
他にも、全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)Web版とアプリ版があります。これを使ってみるのもいいでしょう。ただ、緊急時に冷静にアプリを使っている姿は、想像しがたく思います。