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60歳でスパッとやめる「FIRA60」人生100歳は嘘っぱち

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FIRA60

FIRA60(Financial Independence, Retire Around 60=経済的自立と60歳前後の退職)、60歳で、スパッと仕事をやめるということらしい。

大好きではない仕事は60歳でスパッと辞めるべきです。その理由は「人生の残り時間が少ないから」。人生100年時代と言われますが、健康でいられるのは70歳までです。残りの10年は「好きなことしかやらない人生」にしないと、いまわの際で後悔します。

FIRA60(ファイラ60)」の人生プラン=榊原正幸

いまわの際の後悔と言われてもピンときませんが・・・。

健康寿命と平均寿命

健康寿命と平均寿命の差があるから、仕事を辞められるのならば、早めに辞めた方が良いということでしょう。

自立した生活を送れる期間「健康寿命」が、平均寿命より男性は約9年、女性は約12年も短いことが分かりました。これは支援や介護を必要とするなど、健康上の問題で日常生活に制限のある期間が平均で9~12年もあるということです。

大正製薬HPより

だいぶ古いデータになるが、健康寿命と平均寿命の伸びを比較してみると、健康寿命と平均寿命の伸びに差があり、健康寿命は、伸びていないようです。

2007年2010年伸び
健康寿命70.88歳70.47歳-0.46歳
平均寿命79.19歳79.64歳+0.45歳
2007年2010年伸び
健康寿命73.36歳73.62歳+0.26歳
平均寿命85.99歳86.39歳+0.40歳

平均寿命が伸びたからよかったというが、健康寿命が伸びて来なければ、病院や施設で寝たきりで過ごす時間は、長くなるというわけだ。

これが、後悔するということらしい。やっておけばよかったと後悔する。

何歳まで生きるつもり?

人生100年なんて嘘っぱち、男で100歳を迎えるのは、1.3%と聞きます。平均寿命を迎える人でさえ、50%ですから、二人に一人は、平均寿命さえ迎えません。

何歳まで生きるつもりですか。

長生き確率表に、自分の年齢と性別を入力してみてください。

人生100年あるから・・・、いつまでも仕事をしていると、退職した途端、死ぬかもしれませんよ。

私の友人は、60歳で、スパッと退職しました。理由を聞くと、友人の兄は、再雇用で仕事を続け、65歳を前に亡くなってしまった。その姿を見て、仕事をしている時ではないと悟ったそうだ。

まとめ

人生100年時代と世間で言われていますが、自分が、100歳まで生きるとは、誰も保証してくれていません。自分の勝手な思い込みなのです。また、健康寿命は、平均寿命よりも、短いため、自分が思うように体が動かないかもしれません。

健康寿命が70歳、65歳で定年退職をしていたら、たった5年間しか残っていません。もちろん、個人差があります。健康寿命を考えたらならば、ずるずると仕事を続けずに60歳でスパッとやめたことを考えた方が良いのではとFIRA60は提案しています。

最後に、60歳でスパッと仕事を辞めるためには、老後資金を計画的に準備しておくことが必要なのは、いうまでもありません。

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