定年後は年1回の特定健診
会社勤めをしているときは、年1回の健康診断が、会社で実施されていた。
労働安全衛生法では、事業者は常時使用する労働者に対して、1年以内ごとに1回、定期的に医師による健康診断を実施することが義務付けられています。これは事業規模を問わず、従業員が1人でも適用されます。
これは、法律で決まったいたことで、費用も会社持ちです。
定年後は、国保に加入することになりますので、「特定健診」を受けることになります。「特定健診」の費用は、自治体で異なります。無料なところもあれば、1500円程度取られるところもあります。
私も、定年後は、毎年、「特定健診」受診していました。
費用は、500円程度です。
特定健診のNG項目
私の特定健診の結果は、
高血圧、HDLコレステロール、血糖値、クレアチンがNGでした。
高血圧症、脂質異常、糖尿病、腎機機能障害という病名となる。
行政からは、医療機関を受診をするように指導を受けることになる。
とくに、腎機能については、強い指導が入りました。
日本の規格は厳しい
2014年の健康診断統計調査の結果では、人間ドッグの基本検査の全項目で「異常なし」6.6%しかいない。中略。中高年世代の9割以上が、異常で不健康と診断されてしまうというまさに異常な事態が起きている。
日本では、中年期を過ぎた人の9割以上が病気として判断され、何らかの薬剤が処方されているという異常事態である。^
つまり、健診をうけると、だれもが、病人にされてしまうのだ。
日本の健診基準は、厳しいと言わざるおえないのです。
歳をとれば、それ相応の基準
血圧を例にとれば、歳を重ねると、血管が硬くなるのだから、おのずと血圧は高くなる。年齢に無関係に同じ血圧の基準値を当てはめるはどうかと思う。
また、特定健診結果が悪く、内科を受診した場合、医師からは、年齢が年齢だから、問題ないと言われることも多い。
特定健診の評価と医師の診察結果がアンマッチである。
高齢者の場合、160mmHgくらい高くても死亡リスクが低く、120mmHg以下が死亡リスクは高くなる。
という話もある。
特定検診なんぞ受けなくても
健診を受けて、病気の種を探す必要は、高齢者にはないのです。食べたいものを食べて、病気を気にせずに生きていくのがいいと思う。
がんの治療でよく聞く話だが、抗がん剤などの治療で、入院するより、自宅で、のんびりと余生を送った方が、QOLは高いと聞く。
「知らぬが花」、痛みがでてから病院に行き、それが寿命ならそれでいいのではないか?
まとめ
退職後は、健康に留意する必要はありますが、過度に健診、人間ドッグの結果を気にすることはありません。本人が、どう思うかです。
心配なら、病院へ行くのもいいですが、歳が、歳だから・・、言われるのがオチです。
高血圧、コレステロールは、山ほど薬を処方され、薬つけになることをお忘れなく。
これは、私のことです。