8月4日、救急車で緊急入院した親父が、8月10日退院しました。2重に見える症状を残したままの退院となりました。
入院後の治療
コロナ禍では、面会ができません。入院後の治療の状況が全くわかりません。推測ですが、7日間、点滴治療を受けていたようです。1日じゅうベットに縛り付けられていた状態です。これは、大袈裟ではなく本当に身体を拘束されていたようです。
身体抑制に関する説明と同意書
入院手続きの中で、「身体抑制に関する説明と同意書」にサインを求められた。内容は、
身体抑制が必要な場合
- ベッドからの転落の危険性がある
- ドレーン・点滴等自己抜去の恐れがある
- 手術後の安静が守れない事による生命の危険性がある
- 治療にあたり、頭のチューブ、腰のチューブ、気管チューブ、胃管チューブ等を挿入された患者さまは、それらが抜ける事によって再手術や生命の危険性がある。
抑制器具
- 抑制帯:上肢、下肢、腹部、上半身等各種抑制するために使用する。
- ひも:柵や身体を固定する時に使用する
- 柵:ベット柵でベットを囲む
この書類にサインをしないと入院はできません。親父の場合には、このようなことがないと安易に考えていましたら、後から大変なことになり、緊急で退院する原因にもなりました。
親父ベットに固定される
親父は、退院後自宅に戻ってから、9日の24時間、腹部の拘束帯で、ベットに固定されていたことを話しました。親父は、痴呆症状もなく、点滴等を自ら抜いてしまうことなどないので、なぜ、拘束されたかを聞くと、驚くべき理由でした。
親父が拘束された理由
コンセントがどこにあるかを探してい時、片足が、床についてしまった。それを看護師に見られたことが原因で、ベットに拘束された。ベットから落ちたわけでもなく、点滴を抜いたわけでもなく、ちょっと足を床についただけで、身体拘束の対象となってしまったのだ。
このことは、家族には、知らされず、コロナで面会ができないので、家族も確認できず。親父は、1日ベットに縛り付けられていたのだった。
もちろん、親父は、看護師には、説明したが、取り合ってもらえなかった。後から知った事だが、ベットから一歩でも降りると、身体拘束されるのが規則だそうだ。事前には、説明がなかったが。
身体拘束で歩けなくなる?
年寄りは、寝込むと、立てなくなり、歩けなくなる。親父も、入院前には、杖なしで歩けていたが、退院後、自宅に帰ってくると、杖を使って、よろよろ歩くようになっていた。人間は、1週間寝たきりだと、筋力が10%から15%まで低下すると言われています。
親父退院
10日にリハビリの話があるからと、病院に呼ばれていました。病院に着くと、なんと退院する事になっていました。驚きです。2重にみえるという症状は、右前方だけと多少改善されたようですが、完治できてません。親父は、ベットに縛られるのは、ごめんだということで、緊急退院をしたようだ。
家族としては、完治する見込みが少ないのならば、入院して歩けなくなるより、退院した方がいい。コロナ禍、このまま、面会できないので、かわいそうだ。
まとめ
親父は、ベットに縛り付けられるのが嫌になって、緊急退院してしまいました。今も、以前のように歩けませんが、少しづつ歩く練習を開始しました。あのまま、入院を続けていたら、きっと寝たきりになってしまったかもしれません。
入院中、面会をして、家族などの励ましを受けて、病状が回復する。コロナ禍で、面会が禁止され、病院で一人きりで、闘病し、なかなか症状が改善されない。最悪は、亡くなってします。今、入院することは、命取りかもしれない。