ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査」によれば、
全回答者(1,000名)に、65歳以降に、仕事をしたいか、仕事はしたくないか聞いたところ、「仕事をしたい」は32.8%、「仕事はしたくない」は46.0%、「わからない」は21.2%となり、65歳以降の就労意欲があるシニアは3人に1人となりました。
やっぱり仕事はしたくない
定年退職が、60歳は、過去のこと、65歳定年が当たり前の時代である。
生涯現役といいながら、やはり、65歳以降は、働きたくないのです。
そのためには以下の3つが必要となります。
- 生活費を下げる
- 老後資金の準備
- 不労所得を得るしくみ
生活費を下げる
一般に定年後には、現役時代ほど、生活費は、かかりません。
現役時代の7割ぐらいで生活できるはずです。
ただし、ここで問題なのは、現役時代の生活費が、膨らんでいる人です。給与アップと合わせて、生活費を上げてきた人は、要注意です。
三大固定費である住宅、保険、車にかかる費用をカットすることを考えましょう。
老後資金の準備
老後資金の準備は、まず、目標を決めましょう。
準備のスタートは、財形貯蓄などがある会社では、給与からの天引きをして、貯蓄をする習慣を身につけることです。
50代からスタートしても、65歳までの15年間で、毎年100万円を目標に貯蓄を開始すれば、1500万円が溜まります。退職金と合わせと、3000万円の老後資産が準備できます。
不労所得のしくみ
不労所得としては、資産運用による運用益を確保することを考える。
老後資産を準備するとき、一部を投資資産にに回します。
年利2%で運用できれば、3000万円に対して、48万円/年の不労所得が確保できます。
サラリーマンの年金と生活費の差額である、4万円までの定期収入が確保できることになります。
まとめ
65歳以降、働かないためには、早い時期から、準備を開始する必要があります。
働かない準備を前倒しにすれば、「アーリーリタイア」も夢ではなくなります。
生活費、老後資産、不労所得のしくみの3つのバランスを取ることによって、自分なりの老後生活の基盤つくりをしましょう。
そのことで、老後の働く期間を短くすることも可能となるのです。