耳鳴り
親父が、2ヶ月前から左耳の耳鳴りと左側の首が痛いそうだ。素人としては、耳鳴りから首の痛みではないかということとで、耳鼻科の診察を受けてみた。
耳鼻科を受診問題なし
耳鼻科の診察結果、「耳には問題ありません」とのことでした。耳には、問題ないが、耳鳴りはする。満足する結果が得られません。首の痛みにも関係ない。つまり、まとめると、原因は、わからないが、耳には異常がないということだ。
病院を変えてみた。
2件目の耳鼻科の診察結果も、「耳には問題ありません」とのことです。聴力検査をうけた結果は、「難聴」だった。検査結果であるオージオグラムによると・・・。
日常会話の周波数は、500Hzから2000Hzのため、親父の場合は、日常会話において、支障があるレベルであることがわかりました。
オージオグラムは、オージオ「聞こえ」のグラム「表」で聞こえの検査の結果を表す表のことです。
f(Hz)は、音の高さ、dBは、音の強さを表します。親父の測定結果は、以下の表となりました。
周波数 | 125Hz | 250Hz | 500Hz | 1000Hz | 2000Hz | 4000Hz | 8000Hz |
左耳 | 60dB | 55dB | 55dB | 65dB | 80dB | 90dB | 85dB |
右耳 | 55dB | 55dB | 55dB | 65dB | 85dB | 85dB | 100dB |
一般的には、20dB以内ならほぼ正常といえます。30~40dBなら軽度難聴(小さな声が聴きにくい)、60dBなら中等度難聴(日常会話に支障あり)、80~90dBなら高度難聴(日常会話ほぼ聞こえない)となります。
難聴と耳鳴り
難聴で聞こえにくくなった音を脳が補おうとして、本来ない音をつくり出してしまうことで、耳鳴りがします。難聴を治さないと、耳鳴りがなくなりませんが、高齢者の難聴は、治すことが難しいため、耳鳴りを完治できないということになります。
あえて、治療方法をあげれば、
1)耳鳴りに注意を向けない。2)静かな場所にいかない。3)補聴器により聴力を補う。
などがあります。
まとめ
65歳以上の約30%に耳鳴りがあると考えられています。その主要な原因は、難聴です。難聴を防ぐことはできませんから、一生付き合っていかなねければなりません。いやな話です。