子供の頃はとても貧乏でした。物心つくころから、借家住まいでした。昭和45年小学4年生のころ、親父が、ナショナル住宅のパンフレットを持って帰ってきたことがありました。
「家をつくるなら・・・」というやつです。
パンフレットには、庭付きの1戸建ての家族写真がたくさん載っていました。風呂なし、庭なし、二間の借家に住んでいる私には、夢のよう家でした。
日曜日、両親と分譲地を見に行ったりして、もしかすると・・と気持ちが高揚してきました。
ハウスメーカーのカタログも溜まっていきました。
しかし
いつの間にか、家を建てるいう話は、立ち消えました。
理由は、わかりません。
今でも、「家をつくりなら」という歌を聞くと、物悲しくなります。
我が家が家を購入したのは、昭和52年、高校2年生の時でした。