家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和5年調査結果よれば、60代単身世帯の金融資産の保有分布は以下のようになります。
金融資産が2000万円以上ある単身世帯は、23.9%あり、資産なしが34.5%もあるとく結果です。年金だけで、老後生活を送るのが厳しいご時世です。
たとえば、単身世帯の年金支給額は、厚生年金の場合、月145,665円、国民年金の場合、66,250円です。また、単身世帯の生活費は、月155,572円となり、月あたりの赤字額は、それぞれ、-9,907円、-89,322円となります。
65歳から85歳までの20年間の赤字額は、それぞれ、厚生年金の場合、2,377,680円、国民年金の場合、21,437,280円となります。老後資金としては、突発費用とインフレなどを考慮にいれなければ、厚生年金受給者は、200万円、国民年金のみの受給者は、2100万円が老後資金として必要になります。
年金だけでは、生活費が不足し、切り崩すための資産が必要である。しかし、60代でも、その資産が準備できていない人たちがたくさんいます。だからと言って、安心するのではなく、働き続けること、生活費を減らすことなどを考えましょう。
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