連日の株高で、資産をぐっと増やした人も多いでしょうが、だれも豊かになったという実感がないのです。
サラリーマンは、来月、年末賞与が支給される御仁も多いと思います。
支給額が増えているでしょうか。
株高の中身
みずほでは、1万9000人分を合理化するニュースなどから、株高は、実体経済と乖離している。
株高の理由の一端が、日銀の異次元の緩和による市場での金余りと言われてる。
お金の行き先は、本来、企業への設備投資などへ向かえば、実体経済への影響がある。
余ったお金が、行き場をなくして、株へ流れ込み、株価だけが上がっている。
つまり、株高は、ウイスキーに水割りが、うすくなっただけだ。
株高はつづく
日銀が、買い続ける間は、株価は、上がっていくだろうか。
これは、だれもわからないのである。
一つだけ言えることは、上がれば、下がるということです。
上がって下がって、上がって下がってを続けて、少しづづインフレ分だけが、上がっていくのでしょうか。
老後に向けての資産運用
株価も上がってきたので、投資資産へと割合を増すのは正解だろうか。
資産運用の鉄則に「ポジションを急に変えるな」がある。
資産比率をかえるならば、2年から3年かけて少しづつ行うのがよいということだ。
2年から3年では、待てない方は、株で大損する可能性があるということです。
結局、老後資産を形成するための資産運用は、投機的な考えをせず、じっくりと行うことです。株が上がった今がチャンスだということではありません。
まとめ
老後の資産運用は、守りの資産運用ということです。
なぜならば、残された時間がないので、資産運用の挽回ができないからなのです。
投資資産は、上がって、下がることを頭に入れて、一喜一憂せず、長期保有することです。
また、今の株高で、投資資産の比率が増えている場合は、「リバランス」を確実に行いましょう。