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マイナ保険証を使ってみた、窓口負担が10円増えた

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10月から、マイナ保険証に対応している医療機関を使った場合の窓口負担の見直しが行われた。この機会に試しに、マイナ保険証(親父)を使ってみた。

今回、診察を受ける医療機関では、マイナ保険証の対応をしていなかった。薬局の方は、マイナ保険証に対応していた。

薬局にて

マイナンバーカードの保険証が使えるかを聞くと、対応できるとのことであった。顔認証付きカードリーダーの前には、薬が積まれていて、すぐには、使えない状態だった。これをみても、マイナ保険証を使っている人は、皆無であることがわかる。

顔認証付きカードリーダーの操作

マイナンバーカードをカードリーダーへ置く。この時、ビニールカバーを外しておくこと、カードリーダーの奥まできっちり入れることがポイントです。

本人確認の方法を選択

本人確認方法は、「顔認証を行う」、「暗証番号を入力」、「終了する」の3つから選択する。

顔認証または暗証番号入力

顔認証は、ディスプレーの枠内に、顔を入れる。または、暗証番号(4桁)を入力する。

厚生労働省資料より

薬剤情報・特定健診情報等の閲覧について同意を選択

厚生労働省資料より

終了

厚生労働省資料より

限度額情報

高額療養費制度を利用する方のみ提供する情報(限度額情報等)を選択した場合は、提供するかしないかを選択する。

厚生労働省資料より

薬代の比較

今回(10月分)と前回(9月分)明細を比較してみた。

10月分では、「医療情報・システム基盤整備体制充実加算2」という項目が追加されていました。

【医療情報・システム基盤整備体制充実加算】は、「初診時に医療機関等において、適切な診療を行うために患者情報を収集する」点を診療報酬で評価するものと説明されています。点数、施設基準(算定の前提となる医療機関等の体制)、算定要件(何を行えば点数算定が認められるのか)などを眺めてみましょう。

この加算は、次の2つに分けられます。
(a)マイナンバーカードによる受診を行わない場合の【医療情報・システム基盤整備体制充実加算1】(以下、加算1):医療機関では月1回「4点」を、薬局では6か月に1回「3点」を算定

(b)マイナンバーカードによる受診を行った場合の【医療情報・システム基盤整備体制充実加算2】(以下、加算2):医療機関では月1回「2点」を、薬局では6か月に1回「1点」を算定

GEM MED HPより

10月から新たに加わったものです。明細書には、1点と記載されていますので、10円分費用が増えたことになります。マイナ保険証を使わない場合は、30円負担増となっていたのかな?

まとめ

マイナ保険証は、簡単に使うことができました。しかし、医療機関からの使うようにというアナウンスはありませんでした。私が、薬を待っている間、マイナ保険証を使った方は、一人もいませんでした。マイナンバーカードが周知されていないことがよくわかりました。

従来の保険証だと、20円負担増になることは、知っているのでしょうか。多分、知らないのでしょうね。

追記(10/8)

10月6日、厚生労働省のマイナンバーカードの健康保険証利用対応の医療機関リストに登録されている医療機関を受診したが、窓口には、カードリーダーがありませんでした。医療明細は、医療情報・システム基盤整備体制充実加算の項目もなかった。マイナ保険証の位置付けがよくわかりませんね。

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