年金の構造
厚生年金基金とは、一階部分である国民年金、二階部分である厚生年金、三階部分のことである。
つまり、年金=国民年金+厚生年金+厚生年金基金という図式になる。
厚生年金基金は、企業年金といわけだ。
この厚生年金基金は、「改正厚生年金保険法」により、財政状態の悪い基金に対し解散が多いのである。
私の加入していた厚生年金基金も、財政状況が悪化して、解散することとなった。
厚生年金基金の分配金
その基金から、基金解散による清算の報告書が先日届いた。
分配金は、驚くほど少なく、1ヶ月の給与にもならないです。
厚生年金基金は、会社が保険料を納めているので、文句も言えまいが、年間数十万円の年金がなくなったのは、残念である。
受取方法は人それぞれ
受取方法は、
- 一時金として受け取る
- 生涯企業年金として受け取る
が選べるが、ほとんどの人は、一時金で受け取るようです。
なぜならば、今、現金が欲しいようだが、冷静に検討すると・・・
計算上は、「通算企業年金」を選択すると生涯年金が支給されるから、81歳を越えると、一時金より企業年金の方が多く支給される。
私は、きっと長生きをするだろうから、企業年金を選択した。
驚くほど少ない金額であるが、終身年金となるので、長生きのリスク対策になる。
60歳の平均余命は、人事院のホームページによると、男23.67歳、女28.91歳である。
通算企業年金
残余財産分配金を企業連合会に移管することにより、支給開始年齢より生涯にわたり年金(通算企業年金)として受け取ることができる。
60歳+23.67歳=83.67歳となり、81歳以上は生き残るようですが、実は、90歳まで長生きする人は、4分の1もあるのです。
長生きのリスクというものに対しては、終身年金は、最強のツールなのです。