スポンサーリンク

昭和の思い出  借家を追い出される

この記事は約2分で読めます。

私は、長い間、借家住まいをしていました。借家は、トイレ、風呂無しは当たり前、汲み取り式のトイレ、食事は、ちゃぶ台という生活でした。
そんな借家生活でも、ほろ苦い思いがいくつかあります。今日は、その中の借家から追い出された話をします。

私たちの住んでいた借家を取り壊して、ガソリンスタンドにする話が出ました。代わりに、少し離れたところに、借家を新築建するので、そちらに移ることになりました。あり意味、追い出されたということでしょう。

私たちの入る借家を、親と一緒に、何回も見に行きました。とても楽しみにしていましたが・・・。新しい借家には入ることができませんでした。
私たちは、古い借家に入ることになりました。その古い借家にいた家族が、新しくできた借家に引っ越して行きました。
両親は、理由を説明してくれませんでした。大家さんは、あれほど新しい借家にはいれるんだよと言っていたのに、とても残念でした。

子供の頃は、わかりませんでしたが、今にして思うと、新しい借家の家賃が、我が家では、支払えなかったのだろうと思います。新築の物件の方が、家賃が高いのは当たり前ですよね。

引越し先の古い借家は、2階建の2階のみで、1階は別の人が住んでいます。玄関の目の前には、ガソリンスタンドの2mこえの塀があります。昼間でも、照明をつけなければなりませんでした。また、塀があるので、空気がよどんでいて、息苦しいかったことを覚えています。

当時、家庭訪問で、先生が、わが借家を訪問したとき、空気が悪いから、できるだけ早く引っ越して方がよいと言ってましたね。

その後も、借家暮らしは、ずっと続きます。私が、持ち家をもったのは、40代でした。一生借家暮らしでもいいかなと思っていたのですが、高齢者は、なかなか借家を借りられないという話を聞いて、思い切って、持ち家を手に入れました。

タイトルとURLをコピーしました