1000万円貯まったらなにをするか?1000万円を元手に、1発起業すれば、儲けられるかもしれません。しかし、サラリーマンが、1000万円を手にする時は、老後生活の入り口です。退職前から、起業準備をしていれば、起業もありかと思いますが、多くの人は、起業する才覚など持ち合わせていません。
結論は、銀行に預けておくぐらいしか選択肢はありません。
銀行に預けられるのは、1000万円までです。もしもの時は、1000万円までは、戻りますが、それ以上は、戻ってきません。
複数の銀行
1つの銀行に1000万円づつに分けて、貯金をする。これが、一番オーソドックスな形です。この場合のデメリットは、運用益には期待できないということです。
銀行は、多くても3つぐらいにしたい。3000万円までは、この方法でなんとかなりそうです。また、相続の時、残された家族が苦労しそうです。
債券を買う
比較的に安全な資産である国内債権を購入するのも良い方法です。証券会社が倒産しても、債権は全額保護されます。
たとえば、国債、安全資産と言われる反面、他の投資性商品と比べると高い利回りは期待できません。 また、1年間は原則中途換金できないため、短期ではありますが1年間は流動性が低くなります。
NISAを買う
NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、投資によって得た利益が非課税となる制度です。利子にかかる税金、20.315%(所得税等15.315%、住民税5%)がかかりません。NISAで購入できる商品は、元金が保証されていません。NISAは、リスクがあるので、投資した額よりマイナスになる場合もあります。
最近、NISAを始めた方は、トランプ関税によるトリプル安で、資産がマイナスになった人も多かったのではないでしょうか。
資産は、増えるか減るかは、だれもわからない。わかったいることは、10年以上続ければ、資産が増える可能性があります。長期保有できる場合には、NISAはよいのですが、高齢者には、その時間がありません。NISAに投資するには、赤字を覚悟することと、自分の健康をよく考えた方がよいでしょう。
まとめ
高齢者とって、1000万円貯まっても、うまい運用方法があるとは思えません。先が見えている中、1000万円を運用しても、減らすだけになります。それならば、1000万円を自分のために有効に使った方が良いかと思います。お金は、使って意味があります。銀行に預けて、体が動くうちに、有効に使いましょう。それが結論です。