スポンサーリンク

キャリアデザイン

この記事は約12分で読めます。

キャリアデザインにおけるの5つポイント

キャリア意識

自分の意思で、自ら働きかけことで、満足する未来を、手に入る事ができる。じぶんらしくいきるためには、情報のアンテナを立てて、自己啓発を続け、自分のエンプロイアビリティを高めることが求められる。

(1)キャリアは自分のもの
キャリアとは、職業・職種だけでなく、職歴でもないのです。仕事を中心に、余暇、学習、家族や社会との活動などを含んだ個人の生涯にわたるワークスタイル(生き方・働き方)と、その形成のプロセスをいう。 キャリアは、他人まかせではだめなのです。

(2)なりたい姿
人生にもビジョンが必要です。ビジョンは、自分の「ありたい姿」であり、「なりたい自分」です。ビジョンがあると、目標ができて、それを成し遂げる計画が生まれる。

(3)エンプロイアビリティを高める
エンプロイアビリティは、「個人が企業に雇用される能力」です。「知識・スキル」だけではなく、職場のいろいろな状況に対応できる能力という意味があります。状況対応能力を高めるためは、主体的に仕事を改善し、基礎スキル、専門スキルを高めなかればなりません。

自己理解

自分のことは、意外と見えていないことが多い。自分を理解して、将来につなげていく。50代としての方法が求められる。自分の働く動機・価値観を見極まることも大切です。

(1)自分の能力を把握する
今まで、積み重ねてきた自分の経験、知識がある。これらを将来、どう活かすかを考える。切り口を変えることで、自分の強みが見えていく。

(2)自分の価値館を把握する
自分が大切にしているものはありますか。これだけは譲れない。人の物事を判断し、判断の基準を、価値観といいます。自分の価値観を大切にしたキャリアこそが、きっと満足のいくものとなるのです。

(3)50代はまだ、若い
人生80年と考えると、50代は、人生の半分を過ぎたところである。まだ、まだ、若いと考えてもいい。これから、新しい生き方・働き方を考えてもいいのでは。30年✕365日✕8時間=87,840時間、まだ、これだけの働ける時間をもっているのです。

(4)やりたいことは見極める
これなら現実的だからとか、これなら楽にできるとかではなく、”じぶんらしく”がたいせつです。給与が高いからといって、残りの人生やりたくもないことを続けていくのは、意味があることかを考えてみるのもいいかもしれません。

環境への適応

環境や会社が諸制度が変わるように、自分も変わっていかなければならない。50代としての自分を磨いていくことが大切である。

(1)高齢者雇用確保措置
高年齢者雇用安定法が改正された、企業によって、定年の引き上げ、継続雇用制度の導入、定年の定めの廃止どれかを選択することになった。殆どの企業は、継続雇用制度を採用して、嘱託社員としての再雇用となる。自分の会社は、どの制度を採用しているかを確認する必要があるのです。

(2)世間事例
他の会社の定年制度を、学ぶことは大切です。
①ホンダ定年延長 ホンダが2017年度から定年を現状の60歳から65歳に引き上げる。グループの4万人が対象だ。法改正で企業は従業員が希望すれば65歳まで雇用義務を負うが、多くが再雇用で対応。自動車大手の定年延長が産業界に与える影響は大きい。再雇用は給与が約半分に減るが、新制度は8割を保証。ベテラン社員の技能伝承などを期待する。

②イオン65歳定年 イオンは、新しい会計年度(2007年度)に当たる2月21日から、65歳まで定年を延長する新人事制度を始めた。実質的には3月21日から制度の適用が始まる。 対象者は、正社員約1万5000人のうち、2007年度中に60歳を迎える約240人。対象者は定年延長か再雇用契約社員になるかを任意に選択できる。対象者の9割が継続勤務し、そのほとんどが定年延長を選択すると見込んでいる。 定年延長を選択した場合、役職定年はなく、60歳以降もそれ以前と同じ職位・職務・賃金で働くことができるのが大きな特徴。昇格もできる。正社員以外のパート社員などについても、65歳まで働ける制度を別途設ける。

③前川製作所定年なし 前川製作所では、1977年より、定年ゼロ制度を導入している。従業員のうち、約5%が60歳以上である。実際は、再雇用であるが、契約は、1年ごと、若手への技能伝承を担う。60歳以上の従業員が中心となって生産活動を行う職場もある。 世は、60歳定年の時代でない。企業側にニーズ、優秀な人材に残ってほしい、働く側のニーズ、年金の65歳支給などで、60歳以降も働きたい。お互いのニーズの合致により、定年は、伸びていく。ここで、注意してほしいのは、60歳以降は、収入が減るということ。自分がやりたい仕事ができるかは、別問題であるということです。

(3)環境に自分を合わせる
身の回りには、パソコン、メールなどが当たりまえになりました。電話会議が、最近では、ウェブ会議となり、どこでも会議に参加できるようになりました。このペースでいくと、10年後は、今とまったく違う環境に身をおくことになります。 このように環境が変化していく中、過去のスキルにとらわれていると、自分を柔軟に変えることができません。まわりが変わるならば、自分も変わらなかればならないのです。

(4)求めれられるの役割の変化
会社で求められる役割は何でしょうか。部下の育成、サポートでしょうか。定年になれば、おのずとその役割が変わります。肩書がなくなるなどは、一番わかりやすい例でしょう。定年がみえてきたら、階段をあがるキャリアから、横に進むキャリアが、求められる役割からの変化でしょう。

(5)新しいことへの取組み
定年後に求めれるのは、部下の管理調整などではなく、実務なのです。マネジャーからプレーヤーへの変化を受けいること。プレーヤーになれば、新しい知識が必要となり、何をいまされなどと学ぶことを諦めてはいけないのです。

ライフデザイン

ワーク・ライフ・バランスを考えて、仕事から、私生活のウエートを少しづつ増やしていく。家族や地域社会との関わりながら、マネープランを立てて、スタートさせる。

(1)ワーク・ライフ・バランスを考える
ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活との共存を意味し、仕事から、私生活が充実して、私生活が充実することで、仕事も充実するというサイクルを回すことだ。定年後のステージでは、仕事から私生活へウェートが徐々に高まっていく。私生活にもっと関心を持つことが必要です。

(2)家族や地域との関係
人が不幸になる三大要素は、「孤独」、「貧困」、「病気」である。会社に関わっているうちは、同僚、取引先など、多くの人とか変わっているので、「孤独」を感じることはないかもしれない。定年後、企業人としての人間関係が、断ち切られたとき、問題に直面刷るのです。 おひとりさまは、社会における自分の役割を、努力してつくっていく必要があるのです。

(3)マネープランは生き方の設計図
「孤独」の次には、「貧困」も、人生の大きな不幸の原意です。計画を立てることにより、将来に備えることができる。具体的には、キャッシュ・フロー表を作成するのがよい。キャッシュ・フロー表の作成については、別の記事を参考にしてほしい。 1ヶ月の生活費について、知らないでは済まされない時代なのです。

(4)健康第一
これからは、歳を取ることにより、健康のリスクが高まってくるのである。つまり健康であることの重要性がますます高まってくる。会社勤めをしていると、運動不足、睡眠不足、それからストレスと体への負荷をかけている。 わかっていることかもしれないが、健康第一にして、楽しみながら生活することが、大切に生きることです。

影響力

50代は、若い世代を支えて、周りに影響力をもつ存在価値の高い人間になること時代である。自分の経験、考え方を、次の世代に伝えて行くことが役割である。

(1)自らの経験を次の世代へ 定年間近となり、第一線からしりぞき始める人も多い。寂しいが、これは、だれでも経験することなのです。ここで考えてほしいことは、50代は、今まで学んだり、経験してきたことを、自ら次の世代に語り伝えていく立場になってことです。 人を育てることは大変です、言うだけでは、だめです。言ったことを実践すること、その姿を見せて、納得させることを、それが、できるのが50代である。みずからお手本となるのです。

(2)話を聞く
歳を取ると、がんこになるといいます。それは、人の話を聞かなくなるのです。相談内容が、今まで経験済みのことなので、話も聞かずに頭ごなしで、答えを出してしまうことがあります。人の話を素直に聞く事が難しくなってきます。 答えを考えながら聞くのではなく、ただ素直に相手の言葉に聞き入ることが大切なのです。

(3)スキルアップ
会社で必要なスキルは、①業務知識・技術・技能に関する能力、②人間関係に関する能力、③問題解決能力などがあるます。 年齢が高くなるに従って、③問題解決能力を磨くべきだと言われています。若いときは、スキルを磨き、中堅では、コミュニケーションスキルを身に着け、最後に問題解決力つまり判断力が大切となるのです。

自分を考える

自分の経験の棚卸

これからのキャリアを考える時、自分のやりたいことは何なのか、今の自分には何がどの程度できるかを明確にしておくことが大切です。それには、外的キャリアと内的キャリアの2つの視点がある。 外的キャリアを整理するためには、

  • 「こどもの時代から今までを思い出」してみる。年齢別に、好きだったこと、得意だったこと、夢中だったものなどを書き出してみよう。
  • ライフイベント毎に振り返ってみる。結婚、昇進、異動などの変化を年齢別に書き出す。
    自分の職業人生を時間別に棚卸しをする。時系列で、「いつ、どんな仕事をしたか」を整理していく。時系列の職務経歴を作成する。
  • 時系列の職務経験を職務内容別にまとめる。その職務を通じて発見したこと、身につけたスキルや知識をまとめていく。

価値観を知る

自分の価値観知ることを知る。価値観とは、自分の判断基準のよりどころになるものです。自分の価値観にあったものでなければ、モチベーションを維持するのが困難になる。納得のいく人生設計は、自分の大切な価値観を満たしていることが大切である。

自分を動かす動機を知る

(1)キャリアアンカー
長期的なキャリアのよりどころとなるのは、「何をしたいか」よりも「どういう風にしたいか」、つまり自らに“What?”ではなく“How?”と問う価値観ではないである。自分は今後、どういう風に仕事をしていきたいのか。 キャリア・アンカーには、次の8つがある。

・特定・専門指向
・総合・管理指向
・自律・自由指向
・安全・安定指向
・創意・創業指向
・奉仕・貢献指向
・挑戦・克服指向
・生活・様式指向

(2)組織のニーズとキャリア・アンカー
自らのキャリア・アンカーと組織の役割(組織のニーズ)がマッチしていれば、充実したキャリアを目指すことができる。組織のニーズと自分のキャリア・アンカーが、ずれていても、将来を見据えて、今、ベストをつくることた。それにより、 互いに折り合いをつける。

組織と自分

役割の変化

役職定年、定年後の再雇用では、重要な仕事をまかされなくなります。立場や役割が大きく変わってくるのです。それに伴い、周囲との関係、居心地の悪さを感じたりします。
「情報が自然には集まってこない。」「どこまで口を出していいのかわからない。」「これまでの蓄積してきたことを後進に伝えると自分の仕事をなくなる心配を感じる。」など環境がかわったのだから、自分も変わる必要があるのです。

できること、やらなければならないこと、やりたいこと

できること、やらなければならないこと、やりたいこと、この3つのバランスをとること未来を描くことが大切なのです。このバランスが取れていると、個人にとっても、会社にとっても、メリットが大きいのです。

組織のMUSTを理解する

これからも必要とされ、現役であるためには、組織のMUSTを知り、それに答えることが必要です。今までの知識や経験の蓄積だけではなくはなく、組織が求める自分のMUSTをしっかりと認識し、できることとやりたいことと折り合いを付けていくのです。

環境に対応する

リスクに備える

中年期以降に高まるリスクに備え、予防方法を考えておく。予測できない事態に陥っても、前向きに人生に向かっていく。

50代のリスクとは

  • 倒産・リストラ
  • 異動・転勤・転籍
  • 離婚
  • 介護
  • 病気・ケガ
  • 死別
  • 災害
  • 事故など

リスクには、予測・準備ができるものと、準備ができないものがある。準備できるものは、まだ、元気なうちに何らかの準備をしておくことが大切なのです。人脈つくり

人脈は、保っていくのは、難しい。これからの人脈は、会社、仕事のみならず、一世代差のある層まで広げていきたい。
人脈は、人生を豊かにしてくれるものです。いろいろな年齢や職業の人と、積極的に人脈を広げることこと。長くゆっくり、その関係性を熟成させることであるが大切である。

環境の変化

大規模の組織と小規模な組織の違い、再就職などで自分の環境が変わった場合に、どのように行動を変えていく必要があるかを知る。
企業規模がことなると、一人に多くの役割を求めれること。オーナーの影響力が大きい。自分が自ら動かないと人は動いてくれない。

キャリアビジョンを立てる

自分の強み、弱みを分析する(SWOT分析)

自分の強みと弱みを把握する。強みと弱みは相対的なものである。強みを深めるとことで、弱みを補うことで、その人の個性となってキャリアに活かされる場合もある。強み・弱み・機会・脅威・障害を分析し、重視すべき自分の強みや発揮場面を想定し、キャリアの方向性を探る。

自分自身
強みと弱み

自分を取り巻く環境
機会と脅威・障害

を表にまとめる

分析結果から
・自分の強みえ取り組むことができる機会を検討する
・自分の強みで脅威・障害が回避できないかを検討する
・自分の弱みで機会損失がないかを検討する
・脅威・障害と弱みの組み合わせで起こる最悪を回避できないか検討する。

<SWOT分析表のサンプル>

キャリアビジョンを立てる

明らかにした自分を、価値観・動機・性格・行動や考え方の傾向、財産になるスキル・知識・技術・資格、強み・弱みをまとめる。それをもとに実現したい自分を考えたときに、そのとるべき行動や必要な能力、経験などが明確になるのです。最後にキャリアビジョンを作成してみましょう。

まずは、価値観、性格、行動、考え方をまとめてみましょう。自分の持っている価値観を知ることでが、キャリアビジョンを描く第一歩です。
つぎに、将来に活かすことができる、スキル、知識、技術、資格を書き出してみる。
検討したSWOT分析をもとに、強みを更に活かし、弱みを克服する方法を考える。

このように明らかになった自分をベースにして、実現したい自分を描きます。それには、ビジョンと目標をできるたけ具体的に描きます。また、そのビジョンを達成するために必要な事柄を考えます。

キャリアビジョンの例

<価値観>
人や、社会に、役立つ情報と行動を提供することを通して、貢献すること

<性格・行動・考え方>
協調性、妥協性が高く、相手に共感できる。反面、自信のなさがみられる。・・

<スキル・知識・技術・資格>
英語のスキル
財務スキル
具体的な資格・・・

<強みと強みを活かす場所>
強み         活かす場所
中国語ができる>>>アジアでアドバイザー
設計ができる>>>>設計のフリーランス

<弱みを克服する方法>
弱み
人脈がない>>>>社内外での人脈の構築、そのための情報の発信をする

<ビジョンと目標>

現在から定年:社内で設計のプロとして、他社を指導できる存在になる
60歳から65歳:会社に残り後進を指導
65歳から70歳:フリーランスとして設計のアドバイザーの仕事をする

<ビジョン達成の要件>

・人脈の拡大
・現場との関わり合い
・他社でも使えるスキルをもつなど

アクションプランの作成

ビジョン達成のための具体的な行動目標を立てる。
まずは、一歩を踏み出すことが大切です。したがって、まずやること(現在から6ヶ月後)の計画を立てましょう。その後、6ヶ月後から1年後、1年後以降を、ゴールを決めて取組みましょう。
プラン達成の条件をクリアーするためには、今から何をすべきかを考えることが大切です。先延ばしせずに、今から計画をたてましょう。

タイトルとURLをコピーしました