年間収支と資産残高グラフ、毎年の収入・支出の推移グラフを元に、キャッシュフロー表を分析しましょう。
キャッシュフロー表の作り方こちらの記事
年間収支と資産残高グラフ
「年齢と資産残高グラフ」からわかることは、あなたは、何歳で老後破産するかということです。
上図のグラフでは、86歳で、老後破産することがわかり、100歳には4000万円弱の資産が不足していることがわかります。
人生100年といわれていますが、100歳までに破産しないためには、プラス4000万円の資産の積み増しが必要ということです。
また、年齢と年間収支のグラフからわかることは、60歳までは、年間収支は、黒字だが、60歳以降は、赤字に転落しています。
年間収支を黒字化しないことには、資産の食いつぶしが続くということです。
60歳の年間収支は、大きくプラスしていて、85歳の年間収支は、大幅にマイナスしていることがわかります。
これらには、必ず原因があります。
年間の収入・支出推移グラフ
「年間の収入・支出グラフ」からは、わかることは、60歳から64歳まで収入がないこととです。
60歳以降は、支出に対して、収入が不足しており、資産の取り崩しをする必要があること。
その支出が、右肩上がりに上がっていること、特に、60歳、65歳、70歳、80歳に支出が多いことがわかります。
原因は、なんでしょうか?
分析まとめ
- 86歳で資産がなくなること。
- 60歳以降、年間収支が1回も黒字にならないこと。
- 60歳から65歳の収入がゼロであること。
- 50歳、60歳、65歳、70歳、80歳で大きな支出があること。
- 支出は、右肩上がりで増加していること。
- 支出の内訳では、生活費の占める割合が高いこと。
以上1〜6に対する改善することを考える。
たとえば、86歳で老後破産するのならば、90歳までの4年間分の資産を延命させることをまず考える必要があります。
具体的な延命方法としては、50歳から60歳までの間に、資産を増やすことや、60歳以降も働き続けることなどです。
キャッシュフロー表の改善は、大きく3つのパターンがあります。
- 資産形成を考えた運用(資産を増やす)
- 資産維持を考えた運用(老後開始の先送り)
- 資産の効率的な取り崩し(資産を延ばす)
具体的には、キャッシュフロー表の改善=老後のお金の改善の詳細は、以下の記事を参考にしてください。