今年で、64歳、そろそろ年金の受給開始年齢となります。60歳で退職後、毎年貯金を切り崩して生活してきましたが、年金が支給されて、ほっとしています。
年金受給といえば、「年金の繰り下げ」という制度があります。今更ですが、「年金の繰り下げ」とは、何か。それは、65歳から年金を受給せず、受給年齢を遅らせることです。受給年齢を遅らせるとことによるメリットとしては、受給金額が増えるということになります。
さて、どうしたもでしょうか?
長生きに自信のあり、蓄えのある方は、繰り下げることによるメリットが多いような気がします。繰り下げによる年金の増分と税・保険の増分は、気になりますよね。
計算した結果、当たり前ですが、収入が増えた分だけ、税・保険の多く支払うことになります。
下のグラフは、年金支給額が、100万円から300万円に25万円づつ増えた場合の年金実施増分をグラフにまとめたものです。この結果、175万円以降、年金が、25万円アップしても、18万円前後しか増えないということです。25万円-17万円=約8万円は、税・保険増分でなくなったしまうことになります。
「年金繰り下げ」をしても、年金増分は、まるまる増えるわけではなくて、目減りすることを知っておきましょう。