懐かしい、2019年、老後資産2000万円!、これは、二人世帯のデータでしたね。最新の家計収支によれば、単身無職世帯の老後資産は、いくら必要でしょうか?
総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」よると、65歳以上の単身無職世帯の家計収支は、下図となります。

収入 134,116円
支出 161,933円
差額 -27,817円
月当たり、27,817円が不足するということになります。
30年間で必要となる老後資金は、27,817円×12ヶ月×30年間=10,014,120円となります。
前回の2023年の結果と比較してみましょう。
2024年 | 2023年 | 差額 | |
収入 | 134,116円 | 126,905円 | 7,211円 |
支出 | 161,933円 | 157,673円 | 4,260円 |
不足分 | -27,871円 | -30,768円 | 2,897円 |
必要な老後資産 | 10,014,120円 | 11,076,480円 | -1,062,360円 |
2023年より、支出は増えているが、収入が増えた分、トータルで不足金額は、減った。その為、30年間の老後資金も、100万円ほど少なくなった。
この結果は、平均値であり、誰でも、この結果に当てはまるわけではありません。1000万円資産があるから安心というわけにはいきません。
自分に置き換えて、収入と支出をこの機会に調べてみましょう。収入が多い人は、きっと支出が多いはずです。逆に、収入が少ない人は、支出がきっと少ないでしょう。したがって、老後に必要な資産は、異なります。
しかし、ざっくりと、1000万円ぐらいあれば、どうにかなりそうだということは分かりますね。まずは、1000万円を目指して、みましょう、