老後の必要な資産は、数千万円から一億円という話を聞く。
老後に必要な資金は、人それぞれであり、一概にいくらとは言えないが、将来の年金の削減や、超低金利の時代に、老後資金の資産運用をだれもが考える時代でもある。
老後資産運用の方針
少しでも高い利回りがほしいが、資産の目減りは困る。
老後資産の運用にあたり、だれもが考えるのは、高い利回りがほしいが、資産を減らしたくないということです。
老後は、残りの時間が少なくなってきているので、運用を失敗したら、挽回する時間がないから、資産の目減りは困るのです。
たとえば、30年 5万円 5%で積み立てると、約2000万円となるが、10年では、約630万円である。
老後資産の運用を考えるとき、運用期間が少なくなる分、資産を減らさないことが一番大切である。
資産の減り方を遅くする
資産を減らさないとは、言い換えれば、資産の減り方を遅くすることです。
資産を全く減らさないことが、年金支給額の先送りや、マクロスライドなどによる支給額の削減など、困難な状況になったからです。
たとえば、生活費に対する年金支給額の不足分は、8万円ぐらいで、65歳時に2000万円の資産は、20年で底をつくのである。
資産を準備するだけではなく、資産運用により、資産の減り方を遅くすることを考える必要があります。
資産運用の流れ
だれもが、資産運用に飛びつくのではなく、資産運用への流れがあります。
- 貯金があるか。
- 貯金がなければ、無駄支出を減らす。
- まず、貯金から・・。
- 余裕のある資金で資産運用を始める
低リスク資産運用
資産の目減りを防ぐためには、資産リスクが高くない運用を考えることが必要である。
預貯金
預貯金も、りっぱな資産運用です。
利点は、もちろん、元割れなしです。
個人向け国債
個人向け国債とは、個人が購入できる国債のことです。
利点
- 元割れなし
- 1万円から購入可能
- 国が発行だから安心
- 1年経過すると換金可能
- 金利下限0.05%保証
私は、10年の変動金利タイプのものを購入しています。
10年と運用期間は、長いのですが、いつでも換金可能であることが、安心できます。
安心ではありますが、運用益は、低くなります。
個人年金保険
個人年金保険は、保険料の払込期間(一般的には60歳まで)に保険料を納めることで、契約時に決めた年齢に達した時点から一定期間または一生涯にわたって年金が受け取れる。
途中で解約すると、元割れすることが多いので、注意が必要です。
投資信託
投資信託は、手数料がかかりますが、専門家にお金を託して、増やしてもらうものです。
投資信託の中でも、比較的手数料の安い、インデックスファンドを買うことで、利益を得ることができます。
私は、国内株、海外株、海外債権などの投資しています。
始めたのが早くあったため、運用益は、+70%となっています。
最近は、積立NISAを始めたばかりで、運用益は、3.35%となっています。投資信託と定期預金を、比較すると、運用益が高いのが魅了です。
まとめ
低金利の時代である、資産を運用して、少しでも増やしたい。年齢により、運用期間が変わってきます。
残りの運用期間があれば、挽回可能であるが、定年後は、運用の失敗は、命取りです。
まずは、資産を減らさないことを、優先にして、低リスク資産の運用から始めましょう。